世界中の人を魅了し続けるアーコールチェアとは
(ERCOL代理店H Pより)
アーコール(ERCOL)とはイギリスを代表する老舗家具メーカーです。
1920年にルシアン・アーコラーニによって設立され、現在も一族によって経営が続いており、
近代的な機械と、繊細な職人技の手作業をうまく組み合わせて家具作りが行われています。
第二次対戦後の物資不足の時代にシンプルかつ機械で大量に作れて、
軽く持ち運びが便利な椅子が重宝され、数多く作られました。
特に積み重ねができるスタッキングチェアはイギリスの学校で使われていました。
時代と共に忘れ去られていたアーコール社の椅子をイギリスのデザイナーマーガレットハウエルによる復刻で、
再びそのシンプルでスタイリッシュなデザインが見直され、人気に火が付きました。
(マーガレットハウエルHPより)
日本でも代理店で新品が購入できますし、
ヴィンテージショップでも中古品がしっかりとメンテナンスされ販売されていますよ。
アーコールジャパン https://www.ercol-japan.com
美しいデザインを生み出すアーコールチェアの高度な技術
一番の魅力は背もたれのデザインにあると思います。
アーコールチェアにはいくつか種類があるのですが、私はクエーカーチェアという背もたれに高さがあるラウンド型のデザインを選びました。
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この美しいシルエットを可能にしているのは「曲木」の技術です。
曲木とは、棒状に切り出した木を機械で蒸気を当て蒸して柔らかくし、
曲げていく技術で、アーコールの代名詞とも言える技術です。
アーコールチェアの中でもクエーカーチェアは特に曲げられている角度が尋常じゃなくすごいです。
この角度に木を曲げるなんて...どうして折れてしまわないのか不思議ですよね。高度な技術です!
木の板をくり抜いて作った背もたれとは違い、木の繊維が断ち切られていないので、
粘りがありとても頑丈なのだそうです。
アーコールチェアはインテリアを選ばない
アーコールチェアの人気の理由のひとつとして挙げられるのは、
全体的に細い線で構成されたシンプルなデザイン。
さまざまなテイストに馴染んでしまう美しさをもっています。
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どこか北欧の雰囲気が漂うカーテン。
爽やかな色に木の質感が加わりほっこりとした温かみが感じられます。
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刺し子柄ブラックなど色が濃く男前な素材でもしっくりきます。
アーコールチェアはシルエットが美しいので、
クッションや植物を置く飾り用の台などのインテリアとして使っても、素敵にコーディネートしてくれます。
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ヴィンテージアーコールチェアの使い心地
我が家のアーコールチェアはヴィンテージを選びました。
木目のカッコよさと時の経過による風合いはそれぞれに個性があって魅力的!
(ヴィンテージには古いシールが付いているものとないものがあります)
ヴィンテージを選ぶ場合は、専門に扱っていて、メンテナンスをしてくれるお店がおすすめです。
家のダイニングテーブルが太めでごつい印象なのですが、
細いラインで構成されたアーコールチェアが軽やかに見せてくれバランスが良くなりました。
クエーカーチェアにはアーム付きと、アームなしのタイプがあります。
アーム付きは腕を置きゆったり深く腰をかけた時にとってもリラックスできます。
細いラインで構成されているのに、すごく安定感があります!
背中のカーブや傾きが絶妙にフィットして、体全体を包んでくれるようです。
立ったり座ったりを多く繰り返す場合はアームなしの方が便利。
私は仕事用にアームなしを使っていますが、
長時間座る場合には椅子用のクッションなどを敷くとお尻が痛くならないですよ。
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いかがでしたか?アーコールチェアはさまざまなテイスト、
ライフスタイルに馴染んでくれて日々使うほどに愛着が湧いていく椅子です。
無垢の木の椅子は色の変化や生活の傷などもついて質感が育ってゆくのも魅力の一つ。
メンテナンスをしながら大切に長く愛用してヴィンテージ感を楽しんでいきたいですね。
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